Inspector Alert V2とRangerの比較

 ガイガーカウンターの二大人気機種である、Inspector Alert V2とRangerですが、「どちらを買うか迷っている」というお客様のお声を良く聞きます。そこで、2機種の特徴をブログにまとめたいと思います。

 結論を先に言わせていただきますと、私どもにはどちらが良いか決められません(申し訳ありません)。お客様の使用目的や好みによって選択が変わってくると思います。

 下は、Ranger(左)とInspector Alert V2(右)の画像です。

画像1 Ranger(左)とInspector Alert V2(右)

​1.外観の比較​
 一目でわかる通り、Rangerの方が縦、横共に小さく、スリムです。手の小さい方でも持ちやすいのはRangerと言えるでしょう。

寸法と重量(電池含む)
150×80×30㎜ 300g (Inspector Alert V2)
140×68×33㎜ 288g (Ranger)

 液晶ディスプレイはRangerの方が大きく数値が読み取りやすいです。

2.測定性能
 測定性能は、基本的に同等です。GM管検出器は同じ物が使用されています。網目が違うだけで検出器のサイズが同じということが下記画像2からもわかります。

画像2 Ranger(左)とInspector Alert V2(右)の背面

 測定値表示は、Rangerが小数点第2位まで(0.110μSv/h)、Inspector Alert V2が第3位まで(0.119μSv/h)表示されますが(画像1参照)、これは、どの桁で数値を切り捨てるかの問題であり、第3位の数値は誤差ですので、Inspector Alert V2が優位とはなりません。
 ただ、表示値の更新頻度は、Inspector Alert V2の3秒に対して、Rangerは1秒です。表示値が安定せず上下動しますので、読み取りづらいと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。

3.電池駆動
 電池は、Rangerが単3アルカリ電池×2本で800時間動作、Inspector Alert V2も2019年末から単3アルカリ電池×1本になり、2000時間動作します。Rangerは大型液晶ディスプレイを使用しているせいか、Inspector Alert V2の方が1本少ない電池で長い時間動作します。ここはInspector Alert V2が優位と言えます。ただ、Inspector Alert V2の電池収容部は奥まっており、電池を外すときはマイナスドライバー等の工具を使わないとかなり取りづらいです。

画像3 Ranger(左)とInspector Alert V2(右)の電池カバーを開けたところ

4.堅牢性
 どちらが丈夫か?ですが、どちらとも言い切れません。また、お客様から弊社に連絡のあった故障頻度から見ても大きな差はないと思われます。

 そこで、ここではオプションのゴムカバーを比較してみたいと思います。Inspector Alert V2用がプロテクト、Ranger用がエクストリームブートです。

画像4 エクストリームブート(左)、プロテクト(右)

 エクストリームブートは標準オプションで追加料金がかからないのに対して、プロテクトは有料オプションです。そのせいかわかりませんが、エクストリームブートの厚さ1.5㎜に対して、プロテクトは厚さが4㎜あり、かなり差があります。この辺も選択基準となるかもしれません。

画像5 プロテクトの厚さは4㎜と頑丈です。
画像6 エクストリームブートの厚さは1.5㎜と薄く、クタッとしています。

​ 以前、Rangerの液晶ディスプレイがInspectorシリーズよりも大きいので壊れやすいのではという​ブログ​を投稿しました。それから3年近く経過しましたが、特にRangerの液晶ディスプレイの修理依頼は多くありません。また、Rangerの押しボタンの故障は現在ところ発生していません(弊社受付分)。

5.まとめ
 どちらが良いか一概には言えないという結論になってしまいます。弊社では、データをPCにダウンロードしたいお客様には、Rangerをお薦めしています。Rangerは無料ソフトをメーカーサイトからダウンロード可能です。
 PCにダウンロードしないのであれば、価格も割安になっているInspector Alert V2をお薦めいたします。

 なお、RangerとInspectorUSB(生産終了)の違いや、Inspector+(生産終了)とInspector Alert V2の関係性については、旧ブログ記事を参照ください(楽天ブログにリンクしています)。


 
 この記事がお役に立てば何よりです。
 今回はこれで失礼いたします。
 また有益な情報を投稿してまいります。
 

  
  

投稿者: ガイガー社長

ガイガーカウンター通販ショップ社長です。表示名は読みやすいように、略して「ガイガー社長」に変更しました。 MEASURE WORKSという輸入販売会社をやっています。 メインの商品は放射線測定器です。 他ジャンルの商品にもチャレンジしていく予定です。

Inspector Alert V2とRangerの比較」に6件のコメントがあります

  1. 初めまして、別の会社でRangerを個人で買いましたが買って数時間でサイレントモード勝手に解除され固定数値しかでなくなったのを初期不良だはないと言われガッカリしてます。こちらでも販売してると知り会社をよく吟味して購入すれば良かったと後悔してます。

    いいね

    1. 初コメントをありがとうございます。
      状況がよくわかりませんが、「オーディオをOFFしても数時間で解除されてしまい、しかも測定値は固定値がずっと出ているということでしょうか?」

      弊社では、落下等による破損がない限りは、弊社から納入後1年間は保証期間としています。
      また機会がありましたら是非よろしくお願いします。

      いいね

  2. そうです、オーディオオフにして数秒後に勝手に音が一度なり数値が0.00、0.06、0.12、0.18、0.24、0.30、0.36、0.42マイクロシーベルト、この数値のみが繰り返し出て変だなと思い問い合わせましたが初期不良ではないと、再度メールし直接診断してほしいと頼みましたが無視されてるので直接SE International社に壊れているのか問い合わせみようかと思っていた所です。
    落とさず枕元に置きシリカゲル入れたZiplocの中に入れてγ線のみ測定できる金属付けてました。
    安くない買い物なのによく会社を選ばなかったのも悪いですが、測量機械色々扱っている所だったので信用してしまいました。
    こちらの会社はブログで詳しく解説しているのでよく読んでから購入すれば良かったです。
    返信ありがとうございました、

    いいね

    1. Rangerは電源ONして測定開始30秒後に、ビープ音が1回鳴ります。Audioボタンを1回押しても鳴ります。
      Audioボタンを長押しして画面に斜線付きのスピーカーマークが出ると、このビープ音は鳴りません。ただ、アラーム設定値に測定値が達した時は、アラーム音が鳴ります。

      同じ表示が繰り返される件は、MenuのAuto AveragingがOFFになっていませんか?Onにすると数値が安定すると思われます。一度お試しください。

      いいね

      1. ありがとうございます、アドバイス通り試したら数値安定しました!購入して数時間でどうすれば良いか分からず困っていたので助かりました。他の店舗で購入したのにご親切に本当にありがとうございます。初めからこちらで購入すれば良かったです。
        また利用する機会ありましたら宜しくお願いします。

        いいね

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